出典:LINE Creators Market

もう出遅れ感満載ですが、無料通話・無料メールアプリの決定版『LINE』から、ユーザーが制作したスタンプを販売できるプラットフォーム『LINE Creators Market』というサービスの提供が開始されました。

4月18日にスタンプの登録受付が開始、数週間の審査期間を経て、5月8日からユーザーが制作したスタンプの販売が開始されました。

それから徐々に話題を呼び、6月にはLINE公式ブログで下記のような情報が公開され ――

5月8日より審査が完了したスタンプの販売・購入が可能となって以降、6月7日までの1ヶ月間で、販売を開始したスタンプ総数は1,200セット、購入されたスタンプ総数は170万セットを記録、クリエイターズマーケット全体の販売総額は1億5千万円を超えています。なかでも販売金額上位のスタンプ平均販売額は、売上10位までの平均が470万円、30位までが260万円、100位までが120万円、200位までが70万円となっており、多くのユーザーに購入されています。
 
引用元:【LINE】ユーザーが制作したスタンプを販売できるプラットフォーム「LINE Creators Market」、販売・購入開始後1ヶ月の販売・利用実績を公開

なんとトップランカーと呼ばれている上位10位の月間売上が470万円!!
プリウスのLグレードが月に2台買えます。

このLINEの公式発表により、それまで「スタンプ儲かるらしいよ~」とか、「1日でパリ5日間旅行に行けるくらい儲かるらしいよ~」とかいう、噂が噂を呼んでいた状況が一気に現実味を帯び、今やLINEスタンプ戦国時代へと突入しています。

自分もやってみた

何を隠そう、実は僕もスタンプを作ろうと下書きレベルまでは書いたのですが、書いている途中で、弊社では副業が禁止されているということを思い出し、そっとクロッキー帳を閉じました。

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その後、スタンプ儲かる記事やスタンプクリエーターさんの売上報告記事などを日々悶々と消化しながら、妻に「スタンプめっちゃ儲かるらしいで~」という話をずっとしていたら、ジワジワきていたらしく。

そんなある日のこと。

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妻があの下書きをスキャナーで取り込んで、勝手にスタンプを作っているではありませんか!

慌てて止めにはいる僕には目もくれず、「これ、うちが作ったスタンプやし」と、ビッグアイデアを横取りして勝手に申請してしまったのです。

スタンプの申請から審査、販売開始まで

作り方などは、もういろいろな人によって既に記事にされているので、わざわざ書きませんが、それまでに調べていた情報によると、申請から販売開始までにかなりきびしい審査があるらしく、この制作ガイドラインに従っていることはもちろんのこと、透過ミスや、登録時に必要な説明文の空白スペースなどでもリジェクト(差し戻し)されるとの噂でした。

妻の後ろから管理画面を覗いた感じでは、スタンプの申請一覧画面に「ステータス」と「アップデート」いう項目があり、どうやら審査に入ったり何かしらの進捗があると、ステータスが変わり、アップデートの日付が変更されるようでした。

妻からざっくり報告されていた販売開始までのステータスの変化は下記のようになっています。

  • 5月12日 申請
  • 5月29日 ステータスが「審査待ち」から「審査中」へ
  • 6月11日 ステータスは「審査中」のまま日付だけアップデート
  • 6月17日 ステータスは「審査中」のまま日付だけアップデート
  • 6月20日 審査通過のメール連絡、ノーリジェクトで販売開始へ

よっぽどうまく透過処理などをしたのか、リジェクトなし一発OKで販売開始までいきました。(それでも1ヶ月ちょっとかかる)

販売開始直後に妻からLINEで連絡が来て、僕も横取りされたとはいえ自分が書いたイラストがスタンプになったという興奮を抑えきれずにいろいろな人に自慢していたら、初日からかなりの人にスタンプに買っていただけました。今はだいぶ落ち着いてきていますが、それでも、毎日何個かは買ってくれる人がいます。

ありがとうございます。

これからスタンプを売る人々へ

販売開始当初は、動物系のスタンプが売れやすい、とか、実際100円を出してスタンプを買うのは働くおっさん世代、などなど、いろいろなマーケティング記事がありましたが、このスタンプ戦国時代に、もうそういった次元でスタンプを売ることは難しいのでは、と思います。

僕、もとい妻が実際に販売してわかったことは、販売開始と同時にどれだけの人に広めてもらえるか、がとても大切です。

その後の売上は、発売2~3日からゆるやかに下降していき、地道にSNSやクチコミで広報活動を続けていくことで、一定数の売上をキープといった感じではないでしょうか。ほったらかしにしておいて売れるほど、現実は甘い世界ではありません。

参考:LINEスタンプ上位ランカーはリリース後の一ヶ月で何をやったのか?を聞いてみた!

以上のように、ランキング上位の人は、LINE Creators Marketオープン初日から販売している、ということも大きなアドバンテージではありますが、ツイッターや、ブログなど、自分で広める手段を持っている、というのはかなり大きいです。

ということで『YOSHIO』¥100で好評販売中です!

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もともとこの『YOSHIO』というキャラクターは、僕が趣味で書いていた(と言っても4pぐらいで止まっている)『AKIRA』のオマージュ的な漫画『YOSHIO』の主人公で、地球とはまた別のほぼ地球みたいな惑星の、ほぼ人間みたいな生物、という設定のキャラクターです。

参考:地球の目と鼻の先に地球とほぼ同じ大気・気温をもつ星「Gliese 832c」が発見される – ライブドアニュース

ではでは、うちの妻が勝手に販売しているLINEスタンプ『YOSHIO – LINE クリエイターズスタンプ』をよろしくお願いいたします!!

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