Web制作をしているとIE表示が崩れたり、動作がうまくいかないなどの不具合が起きた経験があると思います。 (僕はめちゃくちゃありました…)
そんなIEサポートが終了することが決まりましたね。
と、いうことなのでこのタイミングでWeb制作でのブラウザとOSのサポートについてまとめてみました。

2021年度版 ついに終了‼ IEサポート終了のスケジュール
Windows10/8.1

Windows8.1 2023年1月まで
Windows10 ※LTSB/LTSC以外の通常版 ブラウザとしてのIE 2022年6月まで
Windows10 ※LTSB/LTSC以外の通常版 IEモード 2025年10月まで
Windows10 ※LTSB/LTSC以外の通常版 MSHTMLエンジン 2025年10月まで
Windows10 Enterprise2015LTSB 2025年10月まで
Windows10 Enterprise2016LTSB 2026年10月まで
Windows10 Enterprise2019LTSB 2029年1月まで
2021年8月 Microsoft365でのIEサポート終了

〇サポート終了したらどうなるの?
ウイルス感染などセキュリティ上の攻撃に弱くなる。
それはなぜかというと、脆弱性(セキュリティの不備)を修正するセキュリティ更新プログラムの無償提供が停止するから。windows updateを実行してもIEの脆弱性は解消されない。IEはマルウェアなどによる攻撃を受けやすくなり、システムの乗っ取りや情報漏えいといったセキュリティ上の危険性が大幅に高まる。

〇IEサポート終了は段階的に行われる
microsoft365でのIE11サポートが2021年8月17日終了
2022年6月15日IE11サポート終了
▼以後IE向けのアップデートは行われない
▼IE利用が前提のWEBサイトやサービスは他のブラウザ環境をサポートする必要がある
▼IE11のデスクトップアプリケーションだけが終了
▼LTSCのOS上で動作するIE,Windows10より前のOS(8.1、7ESU)上のIE、IEコンポーネント(MSHTML)microsoft edge上のIEmodeなどは対象外
▼IE専用サイト、サービスの継続利用は可能
▼環境としては推奨されない為、できるだけ早期にIE依存から脱却する必要あり

正式なIE11サポート終了発表後
▼施策として、大規模のWEBサイトに対して、IEを推奨ブラウザから外すように依頼を出している。
▼企業ユーザーがIE利用から抜け出せない理由は社内で使用しているアプリケーションやサービスがIEでの利用が前提となっている場合が多い。移行したくても移行できない現状がある。すでにサポートが終わった製品や納入品も少なからずあり、使うためにIE11を起動する・・・外部サイトへのアクセスも惰性で行う・・・は推測
▼必要なのは移行支援であり、場合によってサポート終了ということでアプリケーションを切り捨てる判断をしなければならない。

2021年度版 さよならIE11 バージョン/シェア/サポートまとめ

WEB制作をしているときのIEでの表示崩れ、動作不具合の経験ってみなさんありますよね?
IEのためにだけに行っていたコーディング、検証機での確認、修正がなくなります。(実際なくなってみたら少し寂しいかも・・・)
IEサポート終了は段階的に行われ、以降アップデートは行われません。ただ、IE専用サイト、サービスの継続利用は可能なりますが、環境としては推奨されない為、できるだけ早期にIE依存から脱却する必要があります。サポート終了後はウイルス感染などセキュリティ上の攻撃に弱くなってしまうため、注意が必要です。

そもそもIEのサポートってなんですか?

インターネット時代なんでみなさんご存知だと思いますが、Windowsには標準で入っているInternet Explorer(以下IE)というブラウザがあります。
通常、ブラウザ(みんなが見ているWEBサイト)にセキュリティの問題があると、修正のプログラムを配布してサポートしてくれますが、その修正してくれるっていうサポートがなくなるっていうお話です。

つまりサポート期限が切れるという事は、セキュリティに問題があっても誰も修正してくれない非常に危険な状態になります。 (個人情報だだ漏れ、ウイルス入りまくりの危険性があります)

これはブラウザだけでなくOSでも同じです。
なのでサポートが切れているOS、ブラウザを使用している方にはすぐにアップグレード、もしくは買い替えを勧めます。

以下は各Windows OSでのブラウザサポートを表にまとめたものです。
windows OSでのIEブラウザのサポート表
(Windows ライフサイクルのファクト シート – Windows ヘルプ:https://support.microsoft.com/ja-jp/help/13853/windows-lifecycle-fact-sheet)

2021年度版 各ブラウザのシェア率

WEB制作会社としてブラウザのシェア率の変動は気になるところで、実際にクライアント様によっては、対応ブラウザの表示を気にする方もかなり多いです。
なので実際どのくらいシェアがあるのかStatCounterというサイトを使って調べてみました。

以下のグラフは2017年2月から3月10日の日本でのデスクトップのブラウザのシェアです。2017年2月から3月10日の日本でのデスクトップのブラウザのシェア 上から
Chrome                42.34%
IE11                    21.47%
Firefox 5+            17.32%
Edge 14                 4.82%
Safari 10                  3.6%

以下のグラフは2021年2月~3月のものです。

上から
chrome63.9%
safari19.08%
firefox3.72%
IE0.77%

IE11は日本人のシェア率1%を切る形となりました。サポート終了するので当たり前の数値であるかもしれませんが・・・それでも1%の人はいまだにIEを使用しているってことですから、お早めに離脱することをお勧めします。

ついでなので各ブラウザのシェアの推移をまとめてみた

やはりchromeのシェア率が俄然高いですね。4年間で20%以上伸びています。デスクトップよりスマートフォンでWEBサイトを見る機会が圧倒的に増えているのでこの結果も納得です。続いてsafariも20%弱伸びていますねぇ、apple製品が普及したことでsafariが必然的に多くなりますね!Edge、firefoxなどは徐々に衰退してる感じで、chromeとsafariが現代のブラウザ2強と言っても過言ではないかもしれませんね・・

ブリッジコーポレーションの対応ブラウザ/OSはこれ

▼OS
Windows : Windows 7/Windows 8/Windows9/Windows10
Mac OS  : 最新version

▼ブラウザ
Safari/Firefox/Chrome/MS Edgeの各最新ブラウザ

ブリッジコーポレーションでは今までIEに使っていた時間や制限をなくすことで、最新の技術を使い、クオリティの高い制作につなげていきたいと考えております。
移行支援や、従来のような対応も可能なのでお気軽にご相談ください。
スマホについてもいつかブログで公開できればと思います!

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